大道芸通信 第357号 薬売りから幕臣へ 最上徳内 出世咄 寛政(1789~1801)から文化(1804~1818)の初めにかけて江戸の町々には「徳平が膏薬」を売り歩く人が何人もいた。初期の頃は𨦇箱を担ぎ脇差を差していたというから「与勘平」膏薬売りのようなものだろう 与勘平は浄瑠璃『蘆屋道満大内鑑』に登場する奴の名前だが その姿形をそっくり… トラックバック:02021年12月16日 続きを読むread more
大道芸通信 第356号 鯰絵の「ちょぼくれちょんがれ」 国立歴史民俗博物館で七月十三日(火)から九月五日(日)まで、黄雀文庫が所蔵する 鯰絵コレクションの展示をする。その中に左記のような「ちょぼくれちょんがれ」を称えている絵を見つけたので紹介する。 黄雀文庫について同館は左記のように説明している。 【黄雀文庫とは】 浮世絵研究者で収集家として… トラックバック:02021年12月16日 続きを読むread more
大道芸通信 第355号 『熈代勝覧』が載せる生業 ⑰(大尾) 『熈代勝覧』が載せる生業をはじめて載せたのは 本紙第257号(2013年11月21日発行)が最初だから 足かけ十年になる。随分掛かったようだが 回数で云えば全部で17回である。その間色々載せたから思いの外時間がかかったけれど漸く本号で終わる。 ・武士の使い? 刀を差しているから 今で… トラックバック:02021年07月09日 続きを読むread more