大道芸通信 第371号ー

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神奈川大学エクステンション講座 二〇二二年十月十三日
  日本の大道芸と物売り芸

 (今回紹介するのは 右講座で配布した資料写しである)

 現在大道芸と言えばジャグリングやパントマイム、パフォーマンス等を思い浮かべるようだが、日本にも古来から伝わる大道芸がある そんな日本の大道芸の紹介をしたい
 古来から伝わる日本の大道芸は 「物売り系」と「芸能系」に大別される
 物売り系は、零細商人の人集め手段が芸に昇華したものである 従って芸では銭をとらず 集まった人たちに何らかの商品を渡して対価を得ていた。これに対し芸能系は、芸自体が商品であるから見た人からは当然のように投げ銭を受けていた。
 そんな物売り系大道芸は、交易と共に始まった。『魏志倭人伝』は、邪馬台国の時代から壱岐や対馬の人々は、すでに各地を回って交易(南北市糴(なんぼくにしてき))していたと記している。当事のことだから当然露天での対面販売であっ ただろ

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